婚約指輪と結婚指輪は、一生身に着ける大切なリング。一生涯愛用すると思うと、どんなリングを選んだら良いのか悩んでしまいますよね。「デザインは?」「素材やカラーは?」「ダイヤモンドは?」など悩みは尽きません。婚約指輪も結婚指輪も定番の形やデザインが決まっているわけではないので、あれもこれも素敵に見えて悩んでしまうことでしょう。また選んだ後に「後悔するのでは」という思いから、さらに不安な気持ちになるのも分かります。数あるデザインの中から、やっと選んだ指輪だからこそ“後悔したくない”と思うのはもっともなことです。
そこで、初めて婚約指輪や結婚指輪を選ぶお二人が「後悔したらどうしよう!?」とご心配されている「よくある質問」をまとめてみました。リング選びに正解やルールはありませんが、後悔しそうな心配事は解消しておきたいものです。後悔しないためにも「それなら納得」という答えを、ぜひみつけてください。
A.婚約指輪や結婚指輪といえば、プラチナをイメージされている方は多いはず。「ピンクゴールドやイエローゴールドにすると、後悔しそう!?」と思われている人も多いようです。日本では、約7~8割のカップルがプラチナの指輪を選びますが、実は欧米や中国など世界的にみると、圧倒的にゴールドのリングが主流になります。イギリス王室のキャサリン妃やメーガン妃の婚約指輪や結婚指輪もゴールド。海外でのプラチナリングの比率は1~2割程度と、日本とは逆転しているのです。「金」は古来から人々を魅了してきた歴史のある貴金属ですが、プラチナは採掘量も少ないことからジュエリーとして使われてきた歴史が浅い貴金属なのです。結婚に当たり指輪を贈る習慣は、もともとヨーロッパから来たものなので、歴史を振り返れば現在もゴールドのリングが主流なことも頷けますね。
最近は、日本でもゴールド人気が高まり、プラチナとのコンビネーションを含めて、ゴールドを使用したブライダルリングの人気は急上昇しています。理由は「普段の服装とコーディネートしやすい」「手持ちのジュエリーと合わせやすい」などジュエリーを着け慣れている人ほど、ゴールドを身近に感じているため、ブライダルリングとして選ばれているようです。
A.18金ピンクゴールドは、純金に銅を20%配合することでできるゴールドです。他のカラーゴールドに比べて銅の成分が多いため、赤みが増し独特のピンク色が生まれます。そのため長年使用することで多少の変色を起こすことがあります。理由は空気中の酸素に触れて酸化してしまうことが原因です。ただし、表面の薄い膜が酸化して変色して見える経年変化のため、専用の磨き布などで表面を拭き取るだけで、本来のピンクゴールドの色に戻ります。 また汗や温泉などの泉質に反応して大きな変色をしてしまった場合でも、ピンクゴールドを再コーティングするなど、アフターケア次第で元の輝きを取り戻すことはできます。
また、「色が剥がれるのでは」とのご心配の声も良く聞かれますが、それはジュエリーの地金自体が別の素材で作られていて、ピンクゴールドのメッキを施している場合に起こる現象で、地金そのものがピンクゴールドの場合は、変色はあっても「色が剥がれる」ということは起こりませんのでご安心ください。
「ピンクゴールドは変色して、プラチナは変色しないから」と良く言われますが、ピンクゴールドはプラチナに比べ硬く強度があるのも特徴で、傷つきにくく歪みにくいというメリットもあります。
どの金属を選んでも、それぞれに様々なリスクはあるもの。これなら絶対に安全いう完璧な金属は存在しません。ピンクゴールドは、ジュエリーとして多くの人に愛されてきた歴史のある貴金属です。もちろんブライダルリングとしてもご愛用いただける美しいカラーゴールドのひとつです。
A.「歳を重ねてもピンクダイヤは着けられる?」とのご質問をよくいただきます。銀座リムでピンクダイヤのリングを選ばれたお客様からは、「ピンクダイヤをつけるかどうか悩んだけれど、後悔しないように『今、ピンクダイヤを付けたい!』という気持ちを大事にした。」「他の人と被らない、自分らしさを指輪に求めて、とても珍しいピンクダイヤを選んだ。」など、ピンクの持つ可愛らしいイメージから選ばれたというよりも、ピンクダイヤの稀少性や、後悔しないためにあえて選んだというご意見が多く、年齢よりもピンクダイヤそのものの価値を重視して選ばれています。
ピンクダイヤは、採掘量の減少から10年後20年後には手にすることができなくなる宝石と言われており、その希少価値は計り知れません。「手に入れたいと思ったときには、手遅れに」なんてことも、人気に拍車をかけているようです。可愛いだけではなく資産価値のある宝石として、ますます見直されています。
ショップでは、結婚10周年や20周年の記念に、また退職祝いなどに、ピンクダイヤを求めてたくさんのお客様がご来店されます。「結婚した時にあきらめたピンクダイヤが、20年間忘れられなかった」「普通のダイヤモンドはもう持っているので、二つ目はピンクダイヤが欲しくて」「退職した今こそ、自分へのご褒美としてピンクダイヤが欲しくて」など、結婚前の花嫁さんのお悩みとは正反対に、年齢を重ねるほどピンクダイヤが欲しくなる女性は想像以上に多く、ピンクダイヤを選ばなかったことへの後悔を語られます。
今好きなものは、ずっと好き。いくつになっても「ピンク」は女性の永遠の憧れ。年齢を重ねるほど欲しくなる「ピンクダイヤ」は、まさに一生の宝物です。
A.「ダイヤモンドが付いたリングはとても素敵だけど、毎日の家事でダイヤが取れてしまったり、お葬式にキラキラしたものを付けていけるのかしら?」とご心配される女性はたくさんいらっしゃいます。実際には銀座リムに限らず、どのジュエリーブランドでも、ダイヤ付きのリングで家事をされることをお薦めはしていないのですが、そのまま着用されているのが現状です。以前と比べて、シンプルな結婚指輪を選ぶ方はほとんどいなくなり、今では大抵の女性がダイヤモンド付の結婚指輪を選ばれていますので、自然とそのまま普段使いされているのが、現在の結婚指輪事情といえます。
ジュエリーブランドがお薦めしない理由のひとつは、ダイヤモンドの裏側に水垢などの汚れがたまってしまい綺麗な状態を保てないからです。もちろんダイヤが落ちてしまうリスクも100%無いと言ったら嘘になりますが、結婚指輪用にしっかりとダイヤを留めていますので意外にリスクは低く、石落ちのアフターメンテナンスに訪れるお客様は滅多にいらっしゃいません。ところが汚れは日常的に気になるところです。ダイヤモンド自体が変色したり曇るようなことはありませんが、表面に付いた汚れで曇ってみえたり、裏側の汚れが透明なダイヤを通してくすんで見えることはあります。溜まった汚れを落としてあげれば元の輝きは戻り、ダイヤモンドの輝き自体は永遠に変わることはありませんので、定期的にクリーニングなどのメンテナンスをしていただければ、ダイヤ付リングも問題なくご愛用いただけます。
A.結婚指輪は、夫婦でお揃いのリングを選ぶのが当たり前と思う人も多いようですが、こちらも海外では夫婦でまったく異なるデザインのリングを選ぶことは、良くあります。
最近では地金のカラーも、女性はピンクゴールド、男性はプラチナなど、ペアで別々の素材にするカップルも増えてきています。お互いに気に入るリングが一致しない場合には、雰囲気が似たデザインを選んだり、リングの内側に入れる刻印や誕生石などを合わせたりと、どこかに二人だけのペア感を出しつつ、別々のデザインにするというカップルも増えてきました。銀座リムでも常に一定のお客様が、別々のデザインを選ばれますが、その後「別々のデザインにして後悔した」というお声は、ご結婚後のご夫婦からも聞いたことはありません。ご自分の気に入ったリングを納得して選ばれているためか、満足度も高く、10年、20年と長くご愛用されています。